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2015年6月10日水曜日

イタリア語の教材など。


 故あってイタリア語をこの2月からまた勉強しています。
 昔使用したり、現在使用しているものについての雑感などをつらつらと。
 4〜5年前に1年ほど独学でイタリア語検定4級。
 そのまま転職しイタリア語しばらく放置ののち、再び勉強しています。
 初心者に毛が生えた程度ですが、ご参考になればと思い。

 ◎教科書及び文法書

 ◯イタリア語のスタートライン   浦 一章/三修社

 一番初めに購入したのがこちらでした。 現在は絶版でしょうか。
 全部で178p。一応全ての文法事項は網羅していますが、イタリア語をマスターするにはこれだけでは少しキツかったと思います。初学者が少しイタリア語を齧ってみようかな、というぐらいだと抵抗はないかと思いますが、細かいところが気になり始めると途端に対応できない。
 ただイタリア語4級突破するのに使った教材はこちらでした。学習初期の段階で、大雑把にどんな文法事項があるのかを把握するにはこれぐらいの薄さでも良かったと思いました。


 ◯現代イタリア文法    坂本 鉄男/白水社
 
 イタリア語の文法書と言えば結局これになるというぐらい多く挙げる方も多い、通称"坂本文法"。税抜き4,200円と非常に高いものですが、それ以上の価値はあると思います。
 個人的にありがたいと思った点は、例文が非常に多く記載されてある事。
 発信しようにも自分の中にストックが無いと言葉がスラスラと出てこないという事は他の言語(英語) を学ぶ時に経験した事なので、それが文法を勉強しながら蓄積する事が出来ると言う事は、自分にとって大きかった事です。

 ただ教科書というよりは辞書を引くという言い方の方が正しいかもしれません。 分からない事が出てきて深く理解したいとき、初学者用の書籍だと不満が出てきた時などにこれを読む、という姿勢の方がいいように思います。あくまで個人的な感想ですが。


 ◯Easy Learning Complete Italian Grammar, Verbs and Vocabulary (3 Books in 1) (Collins Easy Learning Italian)
 
 
 これは昨日買いました。
 個人的に文法事項でひっかかるのが冠詞、条件法、接続法(遠過去もですがイタリア語の講師の方に後回しでいいよーと言われたので後回し)なのですが、これを読む事で疑問点が一気に氷解したので。
 タイトルからも分かるように、全編英語で説明されています。 Collinsですし。 
 ただ英語がある程度出来る方(自分を例に挙げればTOEIC850です。New York Timesならまぁ読めるぐらい。)であれば、日本語でイタリア語を学ぶより、英語でイタリア語を学んだ方が理解しやすいところもあるかと。 なんだかんだでイタリア語は日本語より英語の方が近いですし。(私たちだって中国語を学ぶ際は漢字という共通語がありますし…。)
 ああ英語でこういう表現をする時はイタリア語だとこうしたらいいのかー…という理解の仕方の方がいいかもしれませんね。


 ◎単語帳

 ◯CDブック これなら覚えられる! イタリア語単語帳   武田 好/NHK出版

 
 正直これが一番お勧め出来るものかもしれません。
 文法書は好みもあるでしょうけれど、単語帳でこれを外す理由はないかと。
 単語が重要項目から並べられている事
 使用する場面毎に単語が纏められているので頭の中が整理しやすい。
 例文もそんなに難しくないCD付き。
 そして安い。
 文法分からなくて出来るのか?と言われたら否ですが、殆どの例文が比較的簡単なものなので文法の勉強と同時にしていけばイタリア語のレベルが向上するのがすぐに分かると思います。 ここに出ている単語外したら何も言えないんじゃないかって思います。
 動詞の活用や名詞の性・数ぐらいは分かった、近過去ぐらいならなんとか…ぐらいのレベルの時がまぁ成長を感じられたので、その時にこちらの本を併用していて本当に良かったと思います。

 余談ですがamazonでレビューしたら"NHK出版の人?"とかコメントされましたが、違います。 でもそれぐらいこちらの本はお勧めです。


 ※ただイタリア語だと中級以上の単語帳が無いのが学習者には辛いところ…。 英語でいうところのDuo3.0や、TOEFL iBT英単語などに該当するのが無いのが本当に辛い…。



 ◎漫画

 ◯イタリア語版  ジョジョの奇妙な冒険 第5部

 はっきり言って言葉が汚いです…。 改めてジョジョ読んでビックリしました。  こんなの子供の時に読んでいたのかと…。
 と言っても学生時代に4部の途中の時点で漫画自体を読まなくなり、社会人になってから後輩の子がジョジョ好きだと言うので借りたらその子は6部から持っていたんですね。 今のと昔の(特に1部と2部)とは雰囲気が違うと。 それで5部がかなり記憶が曖昧ですっとばしていたのと5部はイタリアが舞台なので読んでみようかな、と。

 どんな漫画でもそうだとおもいますが、漫画内の文章は殆どが会話文でなりたっていますよね。 漫画を読む事で会話の勉強になりますし、漫画ならガッツリ構えなくても読める…という事で英語を勉強している時同様、漫画を読み始めました。
 新聞を読んだりニュースを聞いたりするのも大事ですが、語学の勉強で大事なのは続ける事だとも思うので。 「あぁ、今日も勉強しなかった…。」より「とりあえず漫画だけでも…。」というのが自分の中での動機付けにもなるので。
 朝なら脳のウォーミングアップになり、今日も勉強するぞという気になります。 忙しくて勉強できずに晩に読むなら少しでもイタリア語に触れる時間を…という風に捉えられます。

 勿論分からない単語は調べます。 そうやって単語帳にない言葉は増やしていかざるを得ないので…。 ただ表現や言い回しですとか、なんでこの表現するのにこの文法を使用するんだという疑問も出てくるので、それをまた文法書なり辞書を調べて潰していく…という方法で少しずつ勉強しています。

 

 


 


 




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